思えば20年音楽を続けてる

あるきっかけから、そういえば自分はかれこれ20年くらい音楽を発信し続けているなあと思った。


バンドやソロでライブ活動を続けている人はたくさんいる。歌が上手で、趣味はずっとカラオケ、という人もいる。そんななか、あえて自分の歌や作品をネットで発表し続けている人たちは、いったい何が目的なのだろう。


私の場合は、単純に歌うことも曲を作ることも大好きで、その創作活動自体を止めることはもはや自分でも難しい。やめようかと思った時期もあったけど、それはあくまでも環境が原因で内的なものではなかった。さらに、それを発信し続けているのは、自分以外の人に聞いてもらいたいからだ。良いと言ってくれる人が少しでもいれば嬉しいし、プラスとなるアドバイスをいただければ今後の糧になる。


もちろん、自信たっぷりなわけじゃない。自分よりも歌がうまい人なんて星の数ほどいるのは十分承知している。オーディションを受けて大手レーベルと契約したいなんてこれっぽっちも思っていない(地元の小さいレーベルに声かけてもらったことはあるけど)。究極の自己満足を、インターネットという発信ツールを使って社会に晒しているだけだ。気に入ってもらえればそれでいいし、気に入ってもらえなければスルーしてもらって全く構わない。だって自己満足なんだから。当然周囲に迷惑にならないようにはしたいと思っているけれど。


幸い、時々気に入ってくれる人がいる。でもそれは恒久的なものではないのもわかってる。20年間で、この自分のサイトは3つ目のデザインになったし、アドレスも3つ目だ。サイトだけで発信し始めて、mixi、諸々の音楽発信サイト、YouTube、Twitter、Facebook、ニコニコ動画、最近じゃInstagramまで使っている。途中にはCD配付(送付)やライブ・店舗での販売もしてきた。オリジナルの場合は特に制作意欲が高くなり、作りこむのに気合は入るのだけれど、注目されるのはどうしてもカバーというのも身に染みている。


とりあえず、創りたい!という気持ちがあって、創ったからには聞いてもらいたい!って気持ちがある限りは続けようかな、と思っている。ほんの少しでも、誰かの中にお邪魔できるなら、跡を残せるなら、それは生きた証になるのかな、と思っている。ま、究極、歌じゃなくてもいいんだけど。


長々と、ちょっと振り返ってみた。

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